夜明け と 夜明け前





















世の中、シナリオ通りに行かないものですが、
今度ばかりは、あまりにも、あまりにも、お気の毒すぎる。

クリント・イーストウッド監督、
映画「インビクタス/負けざるものたち」は、
南アフリカのアパルトヘイトを撤廃した、
ネルソン・マンデラ大統領の映画です。

マンデラ大統領、
サッカーワールドカップに出場であいさつできなかったとは、
なんてこった。

もっとも、映画の方は、ラグビーの話です。
アパルトヘイトでは、

「ラグビーは白人」、「サッカーは黒人」

と、決められていたようなものだったのを、ナシにした話。
(W杯開幕前に見ようと思ってたのに、DVDレンタルまだでした。)

つまり、南アフリカが、サッカーのワールドカップの開催地
となったということは、
映画以上の、スポーツ以上の、
歴史的「夜明け」のひとつ。

ま、その事実が、生中継されるわけなので、
あえて、映画にせんでもいいのか、
と思っていたら、選手以上の主役、マンデラ大統領欠席とは…。

(映画でマンデラ大統領役の、モーガン・フリーマンに
 代役してもらうっちゅうのはどう?
 ロングだったらばれんかも…)


マンデラ大統領が、アパルトヘイトを撤廃する前に、

アパルトヘイト撤廃運動で、投獄され、リンチされ、亡くなった、
「スティーブ・ビコ」という活動家がいらしゃいます。

このひとの自伝映画が、
「遠い夜明け(Cry Freedom)」1987年作。
超・ド級の感動作。


ビコを演じたのは、デンゼル・ワシントンです。


もう、この映画を観たあかつきには、

    冒頭のひどすぎるシーンに目が覚め、
           ↓
    世の中、「聖人君子」は、ほんとにいたのだと感銘し、
           ↓
    どんなにひねくれた性格も、ただちに矯正され、
           ↓
    わが身のふしだらさを、反省し、
           ↓
    これまでの人生を、すべて反省し、
           ↓
    民主党には、なぜビコがいないの?と落胆し、
           ↓
    ワールドカップに出場してる南アフリカの選手を
    敬意をはらいたくなり、

           ↓
           ↓
           ↓

    「デンゼル・ワシントン、命」 になるのは、
    まちがいありません。

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