パンツと名曲














ニューヨーク 「パンツを下げず、品位を上げよう」キャンペーン




今年は、私のアメリカン・アイドルの優勝者予想は、
見事にはずれ…、いや、私だけでなく、
大多数の人が、大はずれ。
本命のクリスタルは、準優勝、
優勝は、リーくんでした。

そして、リーくんの、デビュー曲は、U2の名曲
「ビューティフル・デイ」。
ボノさま、太っ腹。
そりゃ、ヒットするに決まってるわさ。

それよりも!

今年は、番組前半期の、地方予選で、
すでに、あの「歴史的名曲」が、大ブレイクしました。


『パンツが地面にずり落ちてるぞ 
(パンツ・オン・ザ・グランド/Pants on the Ground) 』 です。

♪ Pants on the Ground
    Pants on the Ground
    Look like a foolish with your Pants on the Ground …

    パンツが、地面にずり落ちてるぞ、
  パンツが、地面にずり落ちてるぞ,
    パンツが地面にずり落ちて、あほに見えるぞ、
 
  歯を金歯にして、帽子をななめにかぶって、
  カッコいいと思ってるだろうが、
  パンツが下がってたら、あほにみえるぞ。
  パンツを、上げなさい。


 
 アトランタ予選で、この、自作の曲で、
 オーデションにやってきたのは、
 62歳の、元・陸軍将軍のラリー・プラットおじーちゃん。

 こちらが、そのオーデションの様子。
 ご覧ください、この、かっこよすぎる、ブレイクダンス。
 私も、大爆笑のすえ、すっかりひと目ぼれ。
         ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=Xw0a12geN3Q


 「下げパン」とか、「はみパン」とかなんとか、呼ばれてる、
 若者たちの、Gパンをずり下げたスタイルは、
 日本だけでなく、アメリカでも、カナダでも、
 「だらしなさすぎる」と大人たちから、
 ヒンシュクを買い、社会問題になってたところ、
 ラリー元・将軍のこのHiphopが、たちまち、大ヒット。

 カナダでは、議会で議員さんが歌い、
 グラミー賞では、オープニングを飾り、
 ご本人は、「世直し将軍」と呼ばれ、
 当然、CDデビュー。

 そして、アメリカンアイドルの、決勝戦に、ゲストで登場。
   孫のような「パンツ・ダウン・ダンサーズ」が、かわいらしい。
          ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=I-91Vm0pIec
 

 
 かつては、私も、
 ロケに、ずり下げたGパンをはいてくる、
 若い男の子の、カメアシくんを見つけると、
 背後から、そ~っと忍び寄り、
 そのGパンを、さらにひきずり下ろしてあげたものでした。
 (単なるシュミだったため、「世直しディレクター」とは、
  呼ばれませんでした…。)

 ところが、最近は!
 スタッフの年齢層が、グッと上がり、おやじばっっっかりで、
 ずり落ちたGパンどころか、
 若者そのものが、おりません。

 たとえ、背後から、そ~っと忍び寄り、
 Gパンひきずり下ろそうとしても、

 …みんな、お腹でひっかかて、下がらないでしょう。

 
 どなたでもいいので、
 「パンツが、ハラにひっかかってるぞ」
 と、いう名曲作って、ヒットさせて、
 世直ししてください。

 
 





 
 
 
 

 

夜明け と 夜明け前





















世の中、シナリオ通りに行かないものですが、
今度ばかりは、あまりにも、あまりにも、お気の毒すぎる。

クリント・イーストウッド監督、
映画「インビクタス/負けざるものたち」は、
南アフリカのアパルトヘイトを撤廃した、
ネルソン・マンデラ大統領の映画です。

マンデラ大統領、
サッカーワールドカップに出場であいさつできなかったとは、
なんてこった。

もっとも、映画の方は、ラグビーの話です。
アパルトヘイトでは、

「ラグビーは白人」、「サッカーは黒人」

と、決められていたようなものだったのを、ナシにした話。
(W杯開幕前に見ようと思ってたのに、DVDレンタルまだでした。)

つまり、南アフリカが、サッカーのワールドカップの開催地
となったということは、
映画以上の、スポーツ以上の、
歴史的「夜明け」のひとつ。

ま、その事実が、生中継されるわけなので、
あえて、映画にせんでもいいのか、
と思っていたら、選手以上の主役、マンデラ大統領欠席とは…。

(映画でマンデラ大統領役の、モーガン・フリーマンに
 代役してもらうっちゅうのはどう?
 ロングだったらばれんかも…)


マンデラ大統領が、アパルトヘイトを撤廃する前に、

アパルトヘイト撤廃運動で、投獄され、リンチされ、亡くなった、
「スティーブ・ビコ」という活動家がいらしゃいます。

このひとの自伝映画が、
「遠い夜明け(Cry Freedom)」1987年作。
超・ド級の感動作。


ビコを演じたのは、デンゼル・ワシントンです。


もう、この映画を観たあかつきには、

    冒頭のひどすぎるシーンに目が覚め、
           ↓
    世の中、「聖人君子」は、ほんとにいたのだと感銘し、
           ↓
    どんなにひねくれた性格も、ただちに矯正され、
           ↓
    わが身のふしだらさを、反省し、
           ↓
    これまでの人生を、すべて反省し、
           ↓
    民主党には、なぜビコがいないの?と落胆し、
           ↓
    ワールドカップに出場してる南アフリカの選手を
    敬意をはらいたくなり、

           ↓
           ↓
           ↓

    「デンゼル・ワシントン、命」 になるのは、
    まちがいありません。

24 と51










が~ん、が~ん、が~ん!!!
辞めちゃった、辞めちゃった、辞めちゃったっっ!!!

引退しちゃった!!!

…鳩山総理のことでは、ありません。

大リーグ、シアトルマリナーズの、
ケン・グリフィー・ジュニア選手のことです。

イチローが、もっとも尊敬し、
イチローの、大親友でもある、
大リーグの、スーパースター選手。



超・超・弱っちい、マリナーズが、これまで優勝したのは、
たったの、3回ですが、
(しかも、地区優勝。リーグ優勝したことない。)
そのうち、1回は、イチローのおかげですが、
2回は、ジュニアのおかげです。


ここ数年、別のチームに移籍していて、
昨年、地元シアトルに帰ってきて、シアトル市民は、
大喜びでした。

かつての、黄金期に比べると、そうとう調子が悪く、成績不振。
おまけに、もう、40歳。

それでも、
「キッド」とか、「ジュニア」という、あだ名そのまま、
いたずらっ子のような、人柄と、
トレードマークの、悪ガキな笑顔で、
シアトル市民だけでなく、だれからも愛される選手でした。

昨年シアトルに行った時、
"Welcomeback Jr.!!" の垂れ幕を、あちこちで見かけ、
セーフコ球場前には、
ジュニアの背番号24番と、イチローの51番の
Tシャツを着た少年たちが、たくさん並んでいました。


引退の理由は、
「これ以上、チームに迷惑かけられない」
でした。


いつも、おちゃめで、陽気なスーパースターは、
試合の数時間前に、引退を発表し、
球場に姿を見せないまま、辞めてしまいました。

その日の試合、イチローは、ショックを隠せず、
それでも、ジュニアのためにプレゼントしたいと、
劇的なヒットを飛ばし、
なんと、マリナーズ、勝っちゃったよ…。


私が、この、超・超・超・弱っちい、マリナーズの
大ファンである理由は、

1.イチローがいるから
2.シアトルが、地上で2番目に好きだから
3.マリナーズのCMが、超・おもしろいから

です。


2010年、ジュニアが戻ってきた、マリナーズのCMは、
奇しくも、イチローと、ジュニアが、揃って、ご出演でした。

スーパースター、”悪ガキ”ケン・グリフィー・ジュニアと、
スーパースター、イチローの、
コントぶりを、ご覧ください。
    ↓
http://seattle.mariners.mlb.com/video/play.jsp?content_id=7194405&c_id=sea



<訳>

ジュニア: イチロー、ちょっと、ここ座れよ。

イチロー: OK。

ジュニア: 君と、「いっしょにプレーできる機会」 ができて、ほんとに、うれしよ。

イチロー: 同感だよ。

ジュニア: ぼくには、とっても 「意義」 のあることなんだよ。

イチロー: ぼくもだよ。

ジュニア: ところで、そのイス、接着剤つけておいたから。

イチロー: …あんたなら、やるだろうね。



イチロー: ジュニア~っっ!!!

ゴルゴ13と清原
























「はあぁぁぁ???!!!!?????$%&&'()$"#$()=?/?/1!!??」

と、このツーショットを見て、5秒間ぐらい意識を失いました。

イタズラかと思ったら、映画の宣伝だった。


デンゼル・ワシントンがSF大作に出演という、
あまりにも、「やめて欲しい」ニュースを、昨年、聞きました。

「ザ・ウォーカー(The Book of ELI)」

ダーリン~、そーゆーのは、ブルース・ウィルスとか、
もっと、体力勝負のヒトに、任せといて、
やめて欲しいのよ~。

予告編を観たときは、ランボーかと思いました。
うちのダンナなどは、
「…DVDになってから観よっと」と、つぶやいた。

アメリカでは、半年ほど前に、公開され、
案の定、「賛否両論」。

いよいよ、今月6/19公開。

ご本人のインタビューを見つけましたが、
なんか、いつもより、「コッパズカシイ感」が、伺えます。
            ↓
http://blog.cinemacafe.net/movie/interview/042320102603.html

プロデューサーは、マトリックスの
「日本大好き」ジョエル・シルバー。

応援は、ゴルゴ13と、
デンゼル並みに、お衣装が似合わない、
清原さんに任せときます。