続々・ワイクリフ・ジョン と ドラえもん





そして、"Hope for Haiti Now"の寄付金は、

52億円も集まりました。


チャリティ番組では、過去最高額の記録だそうです。


しかしっっ、


NHKも新聞も、

ディカプリオのスピーチと、マドンナばっかり取り上げ、

わが社のFugeeの名誉社長、ワイクリフ・ジョンのことも、

肝心なことも、何も伝えないので、

いよいよアタマにきて、代わりに補足します。


あれじゃあ、まるで、ディカプリオと、ジョージ・クルーニーのお手柄みたいじゃんかよっ。


(だから日本だけ、世界共通認識から取り残されるんじゃっ。

 政府は金もださず、NHKも生放送に参加しないんだったら、せめて正しく伝えろっ。)



~社会的なポイント~


1. くどいようですが、ハイチ出身のワイクリフ・ジョンが主役です。ディカプリオじゃありせん。


2. itunesから、出演したミュージシャンの曲、全曲ダウンロードできます。
 このアルバムは、番組放送中のわずか2時間でヒットチャートNo.1に。
 すごすぎる。


3. 集まった52億円の中には、アルバムの売り上げがまだ加算されていないということ。


放送中に、すでに、アルバムがダウンロードできるということは、

ミュージシャン20組は、地震が発生してから、ほぼ一週間で、録音したっちゅうことです。

(しかも、国、ばらばらなのに)


俳優人も、あれだけの大物なら、一週間後のスケジュールなんか、ぱんぱんで、

当然、ドラマや映画のロケが入っていそうなのに、よく集まったもんだ。
各局のスタッフもだけど。みんなレギュラー持ってるだろうに…。


ほんとに、仕事が早い。というか、日本が遅すぎる…。

今ごろになって、のんきにPKOの派遣を「検討」しててええんか。


番組のようすは、さっそく、youtubeにも、めっっっちゃめちゃアップされていたので、

ついでに載せておきます。


こちらは、大トリをしめくくった、デンゼル・ワシントンの、名スピーチと、

ワイクリフ・ジョンのパフォーマンス。(名誉社長、本領発揮しちゃってる)
            ↓



そして、こちらは、ボノとJay-Zとリアーナの、すんばらしいパフォーマンスに、
デンゼル・ワシントンのスピーチを編集してあるやつ。
(これ作ったヒト、抱きしめてちゅーしてやりたい)
              ↓




ハイチの人たちのことを思うと、あまり、はしゃいでは、いかんいかん、と

思いつつ、52億円も集まったので、書きます。


~ロック検定3級以上のポイント~


1. シャキーラは、プリテンダースを歌ったねっ!

  しかも、バックで演奏していたのは、The Rootsやないのっ!

  ジェニファー・ハドソンのバックもっ。

  世界で唯一の「楽器を演奏するHip Hopバンド」なのに、このおくゆかしさが、えらい。

  The RootsのCDは、ほとんど持ってるわよっ。

  


2.  まさかジャスティン・テインバーレイクが、バークレーの「ハレルヤ」歌うとはねっ。

   いつもは、ボンジョビが歌うのに、間に合わんかったんかしら。


3. リアーナ、ハイチの隣の、バルバトス島(カリブ海の佐久島?)出身だもんね。

  とてもヒトごとじゃないわね。

  DefJamレコードだから、社長のJay-Zといっしょだわね。

  ボノの横で、エッジがもくもくとギター弾いて、そのあと、元・カノのジュリアロバーツが

  スピーチしてたので、ちょっと笑えた。

  

4. キッドロックが、まじめに歌ってるの、初めて見た…。  


5. デイブ・マシューズ、こーゆーのには、必ず参加するね。

  なんで、こんな天才が、日本では、知名度ないのだろう。

  ニール・ヤングといっしょで、よかったね。でも、ニール・ヤング、えらいおじーちゃんに

  なっちゃって、一瞬、だれかわからんかった。

  


 ドラえもんに電話するのやめて、ダウンロードしました。

 ワイクリフ・ジョン名誉社長、1200円は、Fugeeの経費で落としておきます。











続・ワイクリフ・ジョン と ドラえもん





なんでも救うボノさまと、ハイチを救う元・Fugees ワイクリフ・ジョン






仕事だけでなく、何をするにおいても、
「目的意識」と「合理性」さえあれば、
たいていのことは、うまくいく、と思っています。


ハイチ救済特別チャリティ番組
"Hope for Haiti Now"は、その良い例のひとつです。


もっとも、911のテロのチャリティ番組も、
ハリケーンカトリーナのチャリティ番組も、
同じ書式でやってましたが、
番組の構成は、


1.俳優さんが、募金を呼びかけるスピーチと、次のミュージシャンを紹介(30秒~1分)
   ↓
2.ミュージシャンが一曲歌う
   ↓
3.ハイチからの中継(1~2分)
   ↓
4.俳優さんたちが寄付の電話を受けているようす(30秒~1分)



これを、2時間ぶっ通しでくり返すという、明快さと、
俳優さんたちの出る順番を、たくみに計算した構成に、
世界中のみんながテレビにくぎづけになり、集まった寄付金は…!

そのうち発表されると思いますが、ワイクリフ・ジョンひとりだけで、
すでに1億円集めているので、そうとう集まりそうです。

この番組の構成で、問題があるとすれば、トイレに行くスキがない、ということぐらいです。
(CMないから)



24時間も、27時間もOAせんでも、マラソンなんかせんでも、
チャリティという「目的」をはっきり持ち、「合理的」に、ちゃちゃっとやれば、
2時間で、じゅうぶん。


「出演するセレブも、寄付金も、ぱっと集まり、番組はさっと終わる」
アメリカのチャリティ番組を見るたび、
阪神大震災の時の、イライラが、思い出されます。

「石原軍団が被災地にかけつけ、おにぎり配った」ということが報道されても、
それが、寄付金を増やすことに、直接つながるとは思えず、
AC公共広告機構が、「この水を自由に使ってください」というTVCMを流してましたが、
電気もきてない現地で、被災者の方がCMなんか見るとは思えず、

日本は、こーゆー、まわりくどーい、
遠まわし的で、ちっとも届かないことばかり、
だらだらだらだらだらだら、と見せて、
なんで、さっとさと、本題に入らないのかしら?



これは、番組ばかりではありません。
VPの構成も、こーゆー、だらだらだらが、好まれるようです。


          ↓


タイトルに入るまでの、オープニングがやたら長く、


本題に入ったと思ったら、「弊社では…」とへりくだりつつ、


さしてたいしたコトない手前みそを「…実現しました」が延々とつづき、


エンディングでは、「常にお客様を最優先に考え…」といいつつ、


このだらだらしたビデオを見せられるお客さんのつらさを、まったく考えていない


約10分の企業VPのビデオ。







だれに見せたいのかという、「目的」を考えて、
「合理的」に説明すりゃ、5分で済むのに。


話は戻りますが、


"Hope for Haiti Now"での、大トリは、
デンゼル・ワシントンのスピーチと、
Fugeesのワイクリフ・ジョンの歌う「ハイチの民謡」で2時間かっきりで終わりました。


ワイクリフ・ジョンは、Fugeesのヒット曲など歌わず、
世界を救うボノは、真ん中あたりで、ボブ・マーリィーを歌い、
マドンナは、ゴスペルの合唱団といっしょに歌い、
名前と曲名のスーパーは、いっさい出ず、寄付受付の電話番号のみ、
スピルバーグ監督が電話番をし、
オープニングは、白人のジョージ・クルーニーで、
エンディングのしめは、(ハイチだから)黒人のデンゼル・ワシントン。


これこそ、
「目的意識」と「合理性」を持った、番組構成。


よし!このさい、国際電話で、募金しよう!
と、思いましたが、


まかりまちがって、スピルバーグ監督が、電話に出ちゃったら、
いや~ん、デンゼルが電話に出ちゃったら…

と、ハイチ募金という「目的」をすっかり忘れ、
妄想が2時間もアタマの中をかけめぐり、
…やっばり、「合理的」に、ドラえもん募金に電話することにしました。

ワイクリフ・ジョン と ドラえもん






ハイチの大地震から、約一週間。

CNNで毎日流れる悲惨な映像に、心が痛みます。



しかし、CNNは、いつものことながら、出動が早いっっ。



地震翌日から、看板キャスター、総動員で、

山積みの遺体をバックに、寄付金を

呼びかけていますが、

そうとうキョーレツかつ、身につまされる映像で、



「世の中で必要とされる映像業は、やっぱり、報道部だけかも…」と、

ため息をついていたのですが、



ところがどっこい、



報道部以外も、やってくれました。





日本時間の23日の朝10:00から、世界同時中継で、

「ハイチ義援金募集」の特別チャリティ・ライブ番組が放映されます。





CNNも、MTVも、FOXも、ABCも、ナショジオまでが、

アメリカ中のほとんどのテレビ局が、一斉に放映するんです。

(どのチャンネルまわしても、この番組ってこと?)



CNNの人気キャスター、アンダーソン・クーパーが各局代表で、現地から中継、

(この人、地震翌日から、ずーーっと現地にいる…)



NYと、ロサンゼルスを中継で結び、

会場には、世界を救うU2のボノさまをはじめ、

ジョージ・クルーニー、デンゼル・ワシントン、ビヨンセ、マドンナと

総勢100人以上の、アーティストや俳優さんが出演するらしい。







私が、ハイチ関連のニュースに、そわそわと、落ち着かないでいるのは、

それなりの理由があります。



地震直後から、ハイチの支援を、先頭に立って呼びかけ、

このチャリティ番組の、なかばプロデューサーで、NY会場の司会をつとめるのが、



ハイチ出身のアーティスト、ワイクリフ・ジョンだからです。



この人、伝説のヒップホップバンド、

元・「The Fugees(フージーズ)」のリーダーなんです。


わが社「Fugee」の、名前は、この人から、譲り受け…、いや、かってにパクらせて、

いただいている以上、

ワイクリフ・ジョンが、現地に入って、遺体のお片づけをしたり、

インタビュー受けてたりするのを見ると、

「社長をほっておけない社員」みたいな心境になってきます。



(ちょっと、NHK、ジョージ・クルーニーばっか紹介しとらんと、彼も紹介してくれっ)



Fugeeの名義を、10年以上、無断でお借りしている以上、

ワイクリフ・ジョンとハイチに、ちょっとでも貢献せねば、

バチがあたって、東海大地震でも来るんではないかと、

落ち着かず、こそこそと、



「ハイチ地震・ドラえもん募金」に、電話しました。

Tel 0990-513-006



ここに電話し、ドラえもんが「あたたかいご支援、どうも、ありがとう!」と

お礼を言ってくれるのを聞くだけで、

一回ごとに、105円が、寄付されます。



105円か…。

Fugee名義の無断使用で、もうしばらく仕事させていただく以上、

もうちょっと、かけてみよ。





「ワイクリフ・ジョン、知らないもんな」

と、思ってる人、

ビヨンセを、デビューさせたのは、この人です。

「縁起モン」と「おめでたい話」



明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

2009年の抱負は、「世界平和を考える」 でした。

そのおかげか、どうかわかりませんが、
昨年末ぎりぎりに、それにあやかった、よいコトが、ちょびっとあったため、

2010年の抱負は、「続・世界平和を考える」 にしました。

考えるだけなら、サルでもできるので、
まずは、実行せねばと、ダンナにお年玉として
iPod nanoを買ってやりました。


iPodが、どうして、世界平和につながるかというと、
この「赤い」iPodは、(PRODUCT)REDというブランドで、
売り上げの一部が、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付されるからです。

発起人のひとりは、なんでもかんでも救う、U2のボノさまです。

ちなみに、我が家は、「私がダウンロードしずきて破産を招きかねない」という理由で、
iPod禁止だったのですが、
(それにしても、こんなちっこいのに、映像、めちゃめちゃキレイやないかっ。…映像8時間も入るのか。ふーん。んじゃ、あと一曲…)


「お正月早々、ボノに協力して、寄付して、景気良く縁起でもかつごう!!
縁起モンだっ、縁起モンっ!!」


と、思って善行を実行したところ、

友人から、
「来年、パリに転勤になっちゃった。コマンタレブー。」
と、電話がありました。


ご主人の栄転なので、「おめでたい話」なのですが、
これで、私と四半世紀以上のつきあいのある、たった2人の親友は、
ひとりはマレーシア、ひとりはおフランス…。


とりあえず、ランチで祝杯を、ということになり、
なぜか、おフランス料理店ではなく、
インド・ネパールカレー料理店に行ったところ、
座るやいなや、

「オオ~!アケマシテオメデトウゴザイマス!」
と、おもいっきり、日本語であいさつしてくれたのは、ネパール人のシェフでした。

このシェフ、ふだんは、C支店にいらっしゃるはずなのに
たまたま、M支店にきていらっしゃって、C支店の客だった私を発見し、
お正月だからといって、デザートを、無料でサービスしてくれました。



世界を救うiPod購入→ おフランス栄転→ ネパールのデザートおまけ

今年の抱負を「続・世界平和を考える」にした、ご褒美かしら??
新年早々、わずか、5日間でこの調子とは、
おめでたいやら。ありがたいやら。
今年はいよいよ、ボノさまが、日本の不景気を救ってくれるに違いありません。
(私も、ネパールのデザートのおまけで、運を打ち止めにするわけにはいきません。)



そして、「おめでたい」といえば、

お正月にかかわらず、年中おめでたい、うちのダンナが、我が家のベランダで、
「出てきたっ」
と、小躍りしているので、なにかと思ったら、

「この前食べたアボカドの種を、植木鉢に、こっそり植えておいた、芽が出てきたっ」
といって、喜んでいるのです。

「なにっ?!そんなもんの種、そんなところに植えるなよ~っ」と、
慌てて見に行ったら、

「芽」というより、「木」が、
すでに寒さで枯れかけていたパセリや雑草なんかを押しのけて、

「ここで、生き抜いてやるぜ セニョリータ。」
という勢いで、伸びていました。


本来ならば、中南米産のアボカドが、天白区の県営団地に…。

ま、考えたら、
これぞ、「お芽出たい」縁起モンかも。

このアボカドのように、たくましく、のりきっていこうと、
つい、拝んでしまいました。

マレーシアも、フランスも、ネパールも、アメリカも、カナダも、
そして、日本も、名古屋も、
世界中の友人たちが平和で、
すごせますように!

アボカド、育っちゃったらどうしよう。うち、5階なのに…。