「最もセクシーな男性」と円高







12月に里帰りする、マレーシアの友人から、


「今年のクリスマスプレゼントは、アダム・ランバートのCDにするね」と


メールがきました。





日本では、まだ売っていない輸入版CDを、


まめに買ってきてくれるので、とてもありがたい。







アダム・ランバートくんは、昨年の「アメリカン・アイドル シーズン8」の


準優勝者です。




「ボクは、ゲイです。」


と、カミングアウトする前から、


なにかと、ゴシップネタにされてますが、


「歌がうまい」というのが、日本のアイドルとは、大きな違いです。

「高く評価」されたのは、歌唱力です。





準優勝が決まったあと、あの、"クイーン"に、


「うちのボーカルにならない?」と


スカウトされたぐらいです。しかも、断った。


(我が家では、あの高い叫び声は、アクセル・ローズにそっくりだから、スラッシュがスカウトして、新生ガンズ&ローゼスにしたらいいのに~と、願っていました)


先日、米誌Peopleで、毎年恒例の


「世界で最もセクシーな男性」が発表されました。





1位は、ジョニー・デップでしたが、


なんと、アダムくんは、10位にランクイン。





ここで、上位のランキングを紹介しますと、





1位 ジョニー・デップ (説明不要)


2位 ライアン・レイノルズ (カナダ人、スカーレット・ヨハンソンのだんな)


3位 ジェイク・ギレンホール (息子にしたい)


4位 ブラッドリー・クーパー (日本ではイマイチ知名度が…)


5位 ロバート・ダウニー・Jr  (わっはっはっはっは。なんで?)


6位 デヴィット・ベッカム (私の「最もタイプじゃない男性」)


7位 ジル・マリーニ (フランス人、「Sex and City」で、そーゆー役柄だったから)


8位 The Glee Guys  (FOXのドラマ「Glee」の男の子たち。日本ではまだ観られません)


9位 ニック・キャノン (マライア・キャリーのだんな)


10位 アダム・ランバート (クイーンに就職せんでよかったね)


11位 ジョン・チョー (韓国人、最新版スター・トレックの日本人乗務員役)


12位 クリス・ドートリー (アメリカン・アイドル出身、日本でもラジオでばんばん流れてます)





こうして、みると、40代前後の男性が多いです。


ジョニー・デップなんか、46歳。

「高く評価」されるのは、もちろん、外見だけでは、ありません。

「セクシーは、一日にしてならず」。

…日本人、ひとりも入っとらんがな。
(イチローか、松井、「おくりびと」のもっくんぐらい、入れてあげてほしい。)



現在、日本で、「高く評価」されているものは、


「円高」の「円」だけ!

「円高は、一日にしてなっちゃう」。

…これは、実にまずい。



マレーシアの友人へのお返しは、

まったく「色気のない」プレゼントですが、

一万円でも包み、

むこうで、換金してもらいます。
















ベルリンの壁 と Tokyo Hotel






今年の11月で、「ベルリンの壁崩壊」から20周年。

「はやっ!」

と、思ったのは、40歳以上の方でしょうか。






当時、

日清カップヌードルのCMで、「ベルリンの壁崩壊」のニュース映像」が使用され、

ハンマーで壁を叩き壊すヒトのとなりで、

カップヌードルをすする、永瀬正敏さんが、見事に合成されていましたね。




「すごい。世界はどんどん変わっていくんだ!」

「すごい。映像ってこんなことできちゃうんだ!」

と、ドキドキ、ワクワクしながら、

その春、映像業に就職してしまいましたがな…。



ニュースによると、ドイツでは、

「ベルリンの壁」の歴史を知らない、若者が増えたそうです。



ある意味、平和になった証拠でしょうか??



さて、ご当地のベルリンでは、20周年を祝し、

MTV ・ヨーロッパ・ミュージックアワードが開催されました。


アメリカとヨーロッパでは、受賞するアーティストが、

ビミョーに違うのも、これまた、お国柄ですが、

「開催地に花を持たせる」という意味だけでなく、その実力と人気で、

ドイツ出身の若手バンド"Tokyo Hotel"が、またもや、たくさん受賞しました。




「とうきょうホテル」

と、読んじゃったヒトは、40歳以上ですね?

正しくは、「トキオ・ホテル」と読みます。




昨年、イギリス人の知り合い(50歳・お父さん)が、

「うちのムスメ、ドイツのロックバンドにはまっっちゃって、困っちゃうよ~。

朝から晩まで、ずーっと聞いてるんだよ~。」

というので、バンド名を尋ねたところ、やっぱり、Tokyo Hotelでした。


ドイツでは、驚異的なセールスを記録し、

ヨーロッパでは、10代のコたちから絶大な人気。

私は、すかさず、

「いいじゃないですか。演奏上手だし。」
と、なだめておきましたが、

お父さんたちにとっては、演奏力のことは、どうでもよく、

「うちのムスメが、あんなアタマして、あんな格好マネしたら…」と

このルックスが、どうしても、気にくわないらしい。




ちなみに、彼らが、こんなバンド名にしたのは、

「日本語の響きがカッコよかったから」らしいです。

また、ルックスも、日本のビジュアル系バンドを参考にしたというのが、

かわいらしいじゃございませんか。


こんなアタマして、こんな格好する若者が増えるということは、

それも、ある意味、比較的、平和である証拠ではないでしょうか。



どこの国であろうが、10代のコたちには、自由のない国に悩んでもらうより、

いかにして、このアタマを再現するか、朝っぱらから、

学校行く前に、悩んでもらう方がいいです。




このルックスより、私が気にくわないのは、

「なんでレコード会社は、ここまで、日本を持ち上げといて、

日本語の公式サイトを作ってやらんのじゃ」

ということです。



日本の10代にも、情報提供してあげてほしい。


ついでに、こーゆーコたちを、親善大使にして、

「ビジュアル系・コスプレ系」先進国の日本を、

さらにウリにしたらどうでしょう?





話は戻りますが、ある新聞の社説は、「ベルリンの壁崩壊20周年」について、

こんなことが、書いてありました。



「壁」崩壊から20年を前に訪米したドイツのメルケル首相は、米議会で「グローバリゼーションはどの大陸にも好機となることを理解してもらうのが政治家の責務だ」と演説し、グローバル化に後れをとった政府の協調体制の強化を唱えた。まさに、日本が率先して取り組むべきことである。
 経済自由化の恩恵は、いつまでも自動的に受け続けられるというものではない。ブッシュ政権下で米露関係が「新たな冷戦」と呼ばれるほど冷え込んだように、いつどこに新たな「壁」ができないとも限らない。地域間の交流を増やし、人の心に壁を作らないことが大切だ。地球温暖化対策への貢献も含めて、日本は国際的な相互依存のシステムをより進化させることに努めるべきだ。




もし、わが家に、10代のムスメ・ムスコがいたら、

まずは、ロック教育で、「グローバル化」を図り、

文化の「壁」と「心」の壁を作らないようにさせます。




母 「世界中の音楽を聴いて、世界中の映像を見なさい。

   世の中には、いろんなカタチで自分を表現してるコたちがいっぱいいるんだから。

   トキオ・ホテルだろうが、レディ・ガガだろうが、好きな髪型で、

   好きな格好しなさい」


子 「でも、そんな格好したら、お父さんに怒られるかも…」


母 「怒られるわけないでしょっ。
   お父さんなんか、髪もないのに、舞台で女装してるんだからっ。」





























































「BECK」映画化 と 反対署名


"BECK" ギターフィギアセット(Yumiコレクション)





日進月歩の映像技術を持ってすれば、

原作が、アニメだろうが、漫画だろうが、

「映画で実写化」など、「へ」でもない昨今、



「アニメ化は実現されたといえ、コレを実写化するのは、
かなり、難しいだろうな~」


と、思っていたのが、

月刊少年マガジンに、連載されていた「BECK」です。(ハロルド作石・著)



累計発行部数1500万部を突破した、

「ロック漫画の金字塔」、単行本全34巻、

MTVロック検定3級の私は、とうぜんっっっっ、全巻持っています。
ほら、BECKギターコレクションも、持ってます。




さて、この「BECK」が、「実写で映画化されるよ!」
某映像プロダクションの社長、兼、名古屋では珍しい
シューゲイザーバンド"The Soon"のギターヴォーカル
Motoshiから聞かされたのは、今年の6月、


「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 

と、まさに、ハロルド作石先生の漫画のに出てくる顔になり、
アゴがはずれそうになりました。



しかも、監督は、名古屋出身、堤幸彦監督。

ちなみに、原作のハロルド作石先生は、愛知県出身で、

私とは「母校」が同じなんです。

(そう、あの漫画「ゴリラーマン」の作者、わが校唯一の出世頭)



映画は、7月にクランクインされ、キャストも随時発表されています。


ヴォーカルのコユキ、

天才ギタリストの竜介くん、

ドラムのサクくん、

ベースの平くん、

ラッパーの千葉クン、

そして、真帆ちゃんも決定、



私は、映画「BECK」の公式ページをまめにチェックしながら、



「ダイイング・ブリードの、エディの役は、だれがやるの!?」

と、そればかりが気になり、はや数ヶ月、もう、胃潰瘍になりそうです。





「え~、エディは出てこないんじゃないのぉ?」



「出演依頼」のお声など、ちっともかからなかった、わが家の役者は、

私に、あっさり、こう、言いやがりました。




(思考・映像業モード)
…冷静に考えてみると。
エディの役は、アメリカの俳優さんじゃないといかんし。人選、そうとう大変…

(思考・ロックおたくモード)
…いや、まてまて、BECKは、日本の「商業ロック」にほだされず、
インディーズ出身で、アメリカに進出した日本のロックバンドというストーリーが、
ミソなワケで、ライバル兼親友のエディが出てこないBECKは、
「力石の出てこない、あしたのジョー」…
(思考・映像業モード)
…いや、でも、エディもさながら、ダイイング・ブリードのメンバーを全員揃えるとなると、
演技力だけじゃなく、全米No.1ロックバンドにふさわしい演奏力も要るし、
しかも、話、長くなるし。


(思考・ロックおたくモード)
…いや、だけど、エディが出てこないと、漫画「BECK」のファンの間で、
暴動が起こるかも…



などと、「おまえが考えんでもええっ!」ちゅうことを、あれこれ考えていたところ、

以下の、サイトを見つけてしまいました。



「BECK実写映画化・反対署名運動」




…なるほど。



MTVロック検定3級の私には、

みなさんの真摯なお気持ちと熱意は、
わからないでもないですが
どうか、ここは、ひとつ、

亡くなった、エディに免じて。