電話 と 妹





















いまさら、驚くことでは、ありませんが、


レディー・ガガとビヨンセの「Telephone」のミュージックビデオが、
インターネットの動画サービスで、公開から、12時間で、50万回視聴され、


ガガさまの、これまでのビデオと合わせると、視聴回数10億回を突破し、
ミュージックビデオ史上、初記録を達成したそうです。


「Telephone」に関しては、
「…ガガとビヨンセが組んで、売れないワケがないだろーが。ガガ、やりたい放題。」
と、もっぱらの評判でした。
私は、おそらく、今年の最高傑作だと思います。




うちのダンナなどは、


「 『えー? なんで、私の方が、"フューチャリング" なんですか?
  しかも、あの、ラジオ体操第二、みたいなダンスにつきあうんですか?
  そりゃ、まちがいなく売れると思いますけどお、
  私、セクシー系なんでぇ、イロモノ系のヒトとはちょっと…。
  勘弁してくださいよ~。』


…と、いいながら、ビヨンセは、とほほと思いながら、いやいや引き受けたに違いない。
ビデオの最後に、『2度と戻ってこないと約束してね』 と、ガガに言うとったもん」


と、勝手に、筋書き作って、ビヨンセに同情してました。
ははは。たしかに。




ともあれ、
いまさら、ガガさまが、誰と何をやろうと、なにも驚きませんが、
ちょっと、驚いたのは、
ディレクターが、私のだーーーーーーいすきな、
ジョナス・アカーランドだったからです。スウェーデン人。


このヒト、マドンナ他、いろんなミュージックビデオを作ってますが、
ひと目みたたけで、


「あっ、監督は、ジョナス・アカーランドだっ!」


と、わかるぐらい、
はっきりしたカラーと、世界観をもっていらっしゃって、
特に、1フレも手をぬかず、キレのよすぎる編集が、たまりません。


中でも、
マルーン5の「Wake Up Call」は、
ストーリーと構成は、「Telephone」と、まったく同じなので、


予算おさえめで・男子が主役の場合の演出→Wake Up Call
   http://www.youtube.com/watch?v=dkQ0OJ5Byls


予算がたっぷりで・女性が主役の場合の演出→Telephone
    
             http://www.youtube.com/watch?v=EVBsypHzF3U


と、比較してみるとおもしろいです。
もちろん、予算があろうとなかろうと、キレの良さと、センスの良さは、変わりません。
しかも、マルーン5のアダム・レビンの男まえ度が、あがって見えます。


いまさら、何も驚くことはないと言いましたが、
すっごいびっくりなことが、ひとつ!!




Telephoneのビデオの中に、ガガさまの、妹さまが「囚人役」で、出演してます。


「なんで、この子、アップが多いんだろう?? 」と、思ったら、妹さまでした。


ジョナス・アカーランド監督も、「サービスカット」撮らなあかんのね…。

アイドル と X


「アメリカン・アイドル」審査員
 
左・ランディ・ジャクソン
  (サミュエル・ジャクソンの弟)

中・サイモン・コーウェル

右・ポーラ・アヴドゥル (昨年まで)








「Xファクター」審査員

 上・サイモン・コーウェル
 左・シャローン・オズボーン
    (オジー・オズボーン夫人)














ここ数年、4月に入ると、
マレーシアの友人は、水・木、
私は、土・日と、
同じ番組を見るため、仕事ほったらかしで、
猛ダッシュで帰宅し、見終わったあと、
「下馬評」と「賭け」で盛り上がります。


「アメリカン・アイドルの優勝は誰になるか」、という賭けです。

先回のシーズン8では、
私の予想が見事的中!
優勝はクリス・アレン、準優勝は、アダム・ランバートでした。

これまでの、「アメアイ」出身者は、
ケリー・クラークソン(シーズン1優勝)をかわきりに、
ジェニファー・ハドソン、
クリス・ドートリー、
などなど。

ウェイトレスや、自動車整備工だった彼らが、
素人とは思えない「レベルの高い歌唱力」で、毎週戦い、全米視聴率ナンバー1。
Top10に残ったほとんどが、デビューし、
アルバムの売上は、ミリオンセールスを記録、
あげくの果てにグラミー賞受賞、
と、オーディション番組というより、
ドキュメンタリー番組のようでした。

日本は、マレーシアより、2週間分、放送が遅れているため、
彼女の方が、2週間早く結果を知ってしまい、

友人 「今週のステージね、アダムがねっ、
    あーーーっ、もうっ、しゃべりたいっ」
私  「言ったら殺す」

が、決勝戦まで、つづき、終わった後は、ふたりとも、
軽い「アメアイ予想・燃え尽き症候群」になってました。


ところが、

今回のシーズン9は、どうやら、「不作」で、
私も、彼女も、かなり盛り下がり、2人とも欲求不満。

ずば抜けてうまいコが、たった一人しかおらず(女子・クリスタル)、
あとは、カラオケ並み。

だれが、どう考えても「優勝は、クリスタル」なので、
「賭け」が、成立しません。

やはり、優秀な人材が豊富なアメリカとはいえ、
番組が9年も続くと、
いよいよ「限界」がくるのかしら?

…と、思っていたのは、どうやら私たちだけではないようで、
この番組の、「毒舌・正論・名物」審査員、
サイモン・コーウェルが、今回で、降板するんです。

サイモンは、イギリス人の音楽プロデューサーで、
同じく、イギリスのオーディション番組「Xファクター」でも、
同時に審査員をしていて、
あのレオナ・ルイスを発掘しました。

(日本では「他のオーディション番組で、スーザン・ボイルさんの歌声に、
あんぐりしていたオヤジの審査員」といった方がわかりやすいかも。)

「Xファクター」は、日本では見られません。
サイモンが、いてこその、「アメアイ」でだったので、
いなくなったら、視聴率、そうとう下がり、
そのうち、打ち切りか…。


…と、思っていたら、朗報。

サイモンは、来年から、アメリカ版「Xファクター」の新番組を、
制作するらしい! 

しかも、審査員として、自ら立候補してきたのは、
なんと、レディ・ガガ!!

来年は、私も、マレーシアの友人も、そうとう盛り上がり、
ますます、仕事が、すすまなくなるっ。

…と、思っていたら、

アメアイのご当地、アメリカ人の友人から、

「今、NHKに、つるべと、志村けんが出てて、
おもしろくて、仕事が、すすまないよ~」

と、メールが来ました。

あんたねっ、アメリカ人なんだから、NHKなんか見とらんと、
アメアイみなさいよっ。 この、非国民っ。