土曜日 と コメディアン

















































メルトダウン以来、どんなニュースをみても、
ちょっとやそっとじゃ、驚かなくなってしまいました。

できることなら、明るく笑えるニュースで驚きたい。

と、思っていたところ、
驚愕なニュースを発見してしまいました。

アメリカで30年以上続く、長寿コメディ番組、
「Saturday Night Live」の日本版、
「サタデー・ナイト・ライブ JPN」が、
6/4から、フジテレビで放送されるというのです。

腰がぬけるほど、喜んだのですが、
その記事を、よーく読むと、

「司会は、さんまさんと、今田耕二さん」

なぬ???

今度は、アゴがはずれたまま、固まりました。

つまり、アメリカで放送されているものを、
そのまま放送するのではなく、
吉本興行が、提携を結び、フォーマットを使わせてもらい、
日本バージョンに作り直したものが、放送されるそうです。


詳しい記事は、これ。
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201001090187.html


最近でこそ、番組の一部は、Youtubeなどで観られますが、
日本では、いまだに、本家の番組そのものは、観られません。

ところが、日本でも、ずいぶん前から、
番組の中の、人気コーナーが、映画化されたものが、
レンタルビデオ屋さんにおいてあるんです。

「SNL、見たことない」という方も、
番組の人気コーナーを映画化した、
「ブルースブラザーズ」を知らない人はいないでしょう。
私が、若い時に、はまったのは、「ウェインズワールド」です。


SNLは、コメディアンの登竜門です。

ブルースブラザーズのお二人や、
マイク・マイヤーズをはじめ、
私の大好きな、ウィル・スミスも、クリス・ロックも、
ウィル・ファレルも、ジミー・ファローンも、この番組出身です。

番組の、オープニングコールは、
「Live from New York, it's Saturday Night!」ですが、

日本版では、

「ライブフロム、東京、イッツ、サタデーナイト!」

と、言う、予定らしい。さんまさんが??

私は、吉本興行も、吉本の芸人さんも、
「日本の誇り」とまで思っていますが、

日本で、この番組のコピーは、難しいと思います。

なぜなら、日本には、

SNLの、目玉である「政治ネタのブラックジョーク」で、
いろんな政治家をおちょくったり、
政治家自身が生出演したりする、土壌がないからです。

ブッシュ元大統領も、オバマ大統領も、
クリントンさんも、ペイリンさんも、
おちょくられてましたが、
ご本人たちは、怒るどころか、
自分がネタにされたことについて、それを上回るくらいの、
気の利いたコメントを、笑って述べてました。

この番組に、太刀打ちしないと、
政治家としてなめられる、といった土壌があるから、
成り立っているんじゃないかと思います。


また、日本の視聴者が、
「不謹慎だ」とクレームつけずに観てくれるでしょうか。
特に、この非常時に。

ニュースのパロディで、
「アップルコンピューターが、だれもが簡単に使える、
新しいPCを開発しました。あの、ゴア副大統領も使えます。」

ぐらいのことを、フツーにできないと、SNLとはいえません。


・・・ひょっとしたら、やるつもりかしら?

・・・さんまさんや、今田くんが、管総理とかのマネして、
国会中継のパロディとか、やるんかしら???

もしそうなら、政治家のみなさんは、
そうとう鍛えられる、よい機会かも。
あいまいなこと言ってたら、
吉本の芸人さんに容赦なく、つっこまれる。

被災地の人たちが、せいせいするぐらい、
つっこんでもらいたい。
(ちなみに、最初のゲストは、小泉・元総理の予定だそうです。)

とにかく、

「サタデー・ナイト・ライブ」日本版の、放送開始記念に、
伝説の傑作コント、
故・ジョン・べルーシー(ブルースブラザーズ)の
「サムライ・デリカテッセン」を、
      ↓
http://www.youtube.com/watch?v=OxZt4Kxj2cE

ぜひ、再現してもらいたい。

メルトダウン と 想定内















ただごとではない3S ゆみ撮影



まさか、当日、福島原発が、メルトダウンしてたとは、
…だれが考えても、想定内でした。


上の写真は、3/15に撮ったものですが、
CNNのアンダーソン・クーパーと、サンジャヤ先生と、
もうひとり(名前忘れた)が、
3人そろって、日本にすっ飛んできたってことが、
もう、ありえんことで、

「ああ、もう、日本は終わったんだな」
と、思わず、撮ってしまいました。

どれぐらい、ありえんかというと、
ガガと、ビヨンセと、シャキーラが、
3人そろって、うちに遊びにくるぐらい、ありえません。


ほんとに、「終わってる」のは、
毎日、毎日、国会中継で、
「言った」「言わん」 「おまえのせいだ」、
「責任をとって辞めろ」ともめてるおっさんたち。

東電の社長も、
「責任をとって辞めます」と言ってましたが、
私は、40年以上も生きていて、いまだにわからんのが、
「責任をとって辞める」という、慣習です。

子どもの頃、
プロ野球の監督が、テレビで、
「チームを優勝させられなかった責任をとって、辞めます」
と言ってるのを見て、

「責任とるって、優勝させることじゃないの???」

と、言ったら、オトナに、
「オトナになったらわかるよ」と言われましたが、

オトナなんかとっくに超え、おばちゃんになった今でも、
まったくわかりません。

私のような、反抗的な子どもと違って、
素直な良い子たちは、
「ふーん、責任とるときは、辞めればいいんだ」
と、思ったまますくすく育って、社会人してるんだろーか??


私事ではありますが、
原発が爆発した日、
「ああ、ほんとに、これで、終わったな」
と思うことが、我が家でもありました。

20年も生きている、うちの化けねこが、病気で死にかけ、
お医者さんに「今日がヤマです」と言われたことです。

当然、死ぬのが、想定内だったのですが、

ところが、どっこい。
通院しながらも、いまだ、生き延びてます。
シュワルツネッガーかっ。


「これまで20年も、うちで悪事をはたらきながら、
寝て、食べてるかだけの、おまえが生き延びて、
なんにも悪いことしてない福島の牛たちが死んじゃうなんて、
申し訳ないと思えよっ。」

と、ねこに、コンコンといい聞かせていたら、
想定外の、莫大な治療費が、
飼い主にまわってきてました。

想定外の治療費でも、生き延びちゃっている以上、
飼い主としての責任をとって、治療は辞めれません。

責任をとって、辞めれるヒトがうらやましい。

でも、うちは、
さっそく、工程表を…じゃなくて、家計を
大幅に見直すもんねー。