今年の11月で、「ベルリンの壁崩壊」から20周年。
「はやっ!」
と、思ったのは、40歳以上の方でしょうか。
当時、
日清カップヌードルのCMで、「ベルリンの壁崩壊」のニュース映像」が使用され、
ハンマーで壁を叩き壊すヒトのとなりで、
カップヌードルをすする、永瀬正敏さんが、見事に合成されていましたね。
「すごい。世界はどんどん変わっていくんだ!」
「すごい。映像ってこんなことできちゃうんだ!」
と、ドキドキ、ワクワクしながら、
その春、映像業に就職してしまいましたがな…。
ニュースによると、ドイツでは、
「ベルリンの壁」の歴史を知らない、若者が増えたそうです。
ある意味、平和になった証拠でしょうか??
さて、ご当地のベルリンでは、20周年を祝し、
MTV ・ヨーロッパ・ミュージックアワードが開催されました。
アメリカとヨーロッパでは、受賞するアーティストが、
ビミョーに違うのも、これまた、お国柄ですが、
「開催地に花を持たせる」という意味だけでなく、その実力と人気で、
ドイツ出身の若手バンド"Tokyo Hotel"が、またもや、たくさん受賞しました。
「とうきょうホテル」
と、読んじゃったヒトは、40歳以上ですね?
正しくは、「トキオ・ホテル」と読みます。
昨年、イギリス人の知り合い(50歳・お父さん)が、
「うちのムスメ、ドイツのロックバンドにはまっっちゃって、困っちゃうよ~。
朝から晩まで、ずーっと聞いてるんだよ~。」
というので、バンド名を尋ねたところ、やっぱり、Tokyo Hotelでした。
ドイツでは、驚異的なセールスを記録し、
ヨーロッパでは、10代のコたちから絶大な人気。
私は、すかさず、
「いいじゃないですか。演奏上手だし。」
と、なだめておきましたが、
と、なだめておきましたが、
お父さんたちにとっては、演奏力のことは、どうでもよく、
「うちのムスメが、あんなアタマして、あんな格好マネしたら…」と
このルックスが、どうしても、気にくわないらしい。
ちなみに、彼らが、こんなバンド名にしたのは、
「日本語の響きがカッコよかったから」らしいです。
また、ルックスも、日本のビジュアル系バンドを参考にしたというのが、
かわいらしいじゃございませんか。
こんなアタマして、こんな格好する若者が増えるということは、
それも、ある意味、比較的、平和である証拠ではないでしょうか。
どこの国であろうが、10代のコたちには、自由のない国に悩んでもらうより、
いかにして、このアタマを再現するか、朝っぱらから、
学校行く前に、悩んでもらう方がいいです。
このルックスより、私が気にくわないのは、
「なんでレコード会社は、ここまで、日本を持ち上げといて、
日本語の公式サイトを作ってやらんのじゃ」
ということです。
日本の10代にも、情報提供してあげてほしい。
ついでに、こーゆーコたちを、親善大使にして、
「ビジュアル系・コスプレ系」先進国の日本を、
さらにウリにしたらどうでしょう?
話は戻りますが、ある新聞の社説は、「ベルリンの壁崩壊20周年」について、
こんなことが、書いてありました。
「壁」崩壊から20年を前に訪米したドイツのメルケル首相は、米議会で「グローバリゼーションはどの大陸にも好機となることを理解してもらうのが政治家の責務だ」と演説し、グローバル化に後れをとった政府の協調体制の強化を唱えた。まさに、日本が率先して取り組むべきことである。
経済自由化の恩恵は、いつまでも自動的に受け続けられるというものではない。ブッシュ政権下で米露関係が「新たな冷戦」と呼ばれるほど冷え込んだように、いつどこに新たな「壁」ができないとも限らない。地域間の交流を増やし、人の心に壁を作らないことが大切だ。地球温暖化対策への貢献も含めて、日本は国際的な相互依存のシステムをより進化させることに努めるべきだ。
経済自由化の恩恵は、いつまでも自動的に受け続けられるというものではない。ブッシュ政権下で米露関係が「新たな冷戦」と呼ばれるほど冷え込んだように、いつどこに新たな「壁」ができないとも限らない。地域間の交流を増やし、人の心に壁を作らないことが大切だ。地球温暖化対策への貢献も含めて、日本は国際的な相互依存のシステムをより進化させることに努めるべきだ。
もし、わが家に、10代のムスメ・ムスコがいたら、
まずは、ロック教育で、「グローバル化」を図り、
文化の「壁」と「心」の壁を作らないようにさせます。
母 「世界中の音楽を聴いて、世界中の映像を見なさい。
世の中には、いろんなカタチで自分を表現してるコたちがいっぱいいるんだから。
トキオ・ホテルだろうが、レディ・ガガだろうが、好きな髪型で、
好きな格好しなさい」
子 「でも、そんな格好したら、お父さんに怒られるかも…」
母 「怒られるわけないでしょっ。
お父さんなんか、髪もないのに、舞台で女装してるんだからっ。」
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